2014年9月29日星期一

バッテリーの規格表示

ACERエイサー TravelMate P653-V 互換交換用バッテリー側面等に表示されている規格(サイズ)について、現在、日本国内のバッテリーに標準化されたJIS規格の表示例を基に表示されている項目とその意味についての解説です。

バッテリーの性能ランク数値
バッテリー規格(サイズ)の先頭に表示されている数値で、通常、2桁もしくは3桁で表示されています。この数値は、5時間率容量と呼ばれ、JIS基準で定められた数値です。上記の表示例の場合、「55」と表示されている部分がこの数値で、この数値を「5時間」で割ると「55÷5=11」となります。この「11」は、Ah(アンペアアワー)という単位がつき、1時間当たりのアンペア数値を表しています。つまり、このバッテリーは、11A(アンペア)の電流を5時間放電できるという意味で、そのバッテリーの性能を表す数値として使用され、数値が大きければ大きいほど高性能ということになります。なので、バッテリー交換などで購入する際は、この部分の数値は、同等もしくは、表示されている数値以上のものであれば、使用可能です。規格自体は、メーカーにより、保有している規格サイズが異なりますが、通常、50以下の規格ランクは2刻み、50以上の規格ランクは、5刻みに設定されています。

ACERエイサー TravelMate P653-V 互換交換用バッテリーサイズ規格(大きさ)

次に表示されているアルファベットと数字2桁がバッテリーの外形サイズを表しています。最初のアルファベットは、バッテリーの幅と高さをJIS規格で定められた記号で表し、A~Hの記号で表示されています。詳細は、下記の表をご覧下さい。次の数値2桁は、バッテリーの長さを「cm」で表し、10を掛けて「mm」換算できます。
JIS規格バッテリーサイズ記号一覧
記号 A B D E F G H
幅(mm) 127 129 173 176 182 222 278
高さ(mm) 162 203 204 213 213 213 220
上記の表示例「D23」の場合、長さは230mmで幅と高さは、上記の一覧から、幅173mm、高さ204mmということがわかります。これがバッテリーの外形サイズで、この数値については、バッテリ交換等の際に変更すると車両側の取付台のサイズに合わなくなってしまう場合がありますので、変更する場合は、注意が必要です。できれば外形サイズの変更は、避けたほうが良いでしょう。
バッテリーターミナル(端子)の位置
バッテリー規格表示の末尾に表示されているのがバッテリーターミナル(端子)の位置で、これは、「L」もしくは、「R」と表示されます。右の図のように、バッテリーのプラス側ターミナル(端子)とバッテリーの短辺が手前に来るように置いた時、プラス側ターミナル(端子)が左にあるか右にあるかを表示しています。左にある時は、「Left」の頭文字「L」が表示され、右にある時は、「Right」の頭文字「R」と表示されます。上記の表示例の場合は、末尾に「L」とありますので、「左」を意味しています。バッテリーケーブルは、長さに余裕がないので、バッテリーターミナル(端子)の位置が逆の場合は、ケーブルが届かず接続できなくなってしまいますので注意が必要です。
対応するバッテリー規格(サイズ)
バッテリー交換などで購入する際に注意する点は、

ACERエイサー TravelMate P653-V 互換交換用バッテリー性能ランクが現在使用しているものと比較して、同等以上で外形サイズとターミナル端子の位置が同じものを選択するということです。

エイサー ACER TravelMate P653-V対応バッテリー

ACERエイサー TravelMate291バッテリー寿命を延ばすには

回答・対処方法
内容と対応
上記該当機種のノートパソコンに搭載されたリチウムイオンバッテリー(以下バッテリーパック)は、次の点に気をつけて使用するとACERエイサー TravelMate291バッテリー機能低下を遅くすることができます。
パソコンとACアダプターをコンセントに接続したままの状態で、パソコンを長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントからはずしてください。
1ヶ月以上の長期間バッテリーを使わない場合は、パソコン本体からバッテリーをはずして、風通しの良い涼しい場所に保管してください。
<バッテリーパック保管時の注意点>
※充電状態のバッテリーパックを放置しておくとバッテリーが機能低下し、もう一度充電したときの容量が減少してしまいます。この機能低下は、保存温度が高いほど早く進みます。
※バッテリーパックを単体で保管するときは、バッテリーACERエイサー TravelMate291バッテリー電極(金属部分)がショートしないように、金属製ネックレス、ヘアピンなどの金属類と混在しないようにしてください。
※落下したり衝撃がかかったりしないよう安定した場所に保管してください。
おもにACアダプターを接続してパソコンを使用し、バッテリーパックの電力をほとんど使用しないなど、100%の残量近辺で充放電をくり返すとバッテリー機能低下を早める場合があります。
1ヶ月に1度は、ACアダプターをはずしてバッテリー駆動でパソコンを使用してください。
バッテリーパックの再充電方法
※バッテリーパックの温度が極端に高いまたは低いと、正常に充電されないことがあります。バッテリーは5~35℃の室温で充電してください。
※バッテリーパックを充電するときは、お使いのパソコン用の正しいACアダプターを使用してください。他の機種用のものなど、正しくないACアダプターを使用すると、バッテリーパックが充分に充電されないなど、バッテリーパックの安全性を損なう原因になります。
パソコン本体の電源を切ります。
パソコン本体からACアダプターをはずし、パソコンの電源を入れます。
※電源が入らない場合は、手順4へ進んでください。
5分程度バッテリー駆動を行ないます。
※この間、”Battery LED”(システムインジケータにあるバッテリ状態を表示する乾電池マークバッテリーLEDのランプ)が点滅するか、充電が少なくなった等の警告が表示された場合は、速やかにACERエイサー TravelMate291バッテリーを接続し、手順4へ進んでください。
パソコン本体にACアダプターを接続し、電源コードの電源プラグをコンセントに差し込みます。
”DC IN LED”(システムインジケーターにある電源状態を表示するコンセントマークDC IN LEDのランプ) と”Battery LED” が点灯しますと、充電が開始されます。電源のON/OFFにかかわらずフル充電になるまで充電されます。
”Battery LED” が充電完了表示色になるまで充電してください。
※”DC IN LED” が消灯している場合は、電源が供給されていません。ACアダプター、電源コードの接続を確認してください。
※”Battery LED”の点灯色は機種によって異なります。例充電中:オレンジ色など、充電完了:緑色、白色など
エイサー ACER TravelMate291対応バッテリー

2014年9月28日星期日

キーボード英語日本語キーボードの違いと設定変更

元が日本語のキーボードから英語キーボードに変更する場合
ハードウェアとしての変更になりますが、日本語OS上では問題なく
使用することができます。
ただし、キー配列が、日本語キーボードはJIS配列、英語キーボードはASCII配列と
なっているため 一部のキーは正しく動作しません。
すべてのキーを正しく認識させるには配列の設定変更が必要です。
*XPでの設定変更方法となりますが、基本的には他のOSでも同じです
*日本語キーボード設定に戻す場合も、同じ手順です。
タスクバーの「スタート」メニューかデスクトップの「マイコンピュータ」から
「コントロールパネル」→「キーボード」の順番に選択する。
ACERエイサー TravelMate ZL1 PCキーボードのプロパティ」ウィンドウが表示されたら、「ハードウェア」タブを選択する。
「プロパティ(R)」ボタンをクリックする。
「106/109日本語キーボードのプロパティ」ウィンドウが表示されたら、
「ドライバ」タブを選択する。
「ドライバの更新(P)」ボタンをクリックする。
「ハードウェアの更新ウィザードの開始」が起動されたら
「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)(S)」の
ラジオボタンにチェックを入れる。
「次へ(N)」ボタンをクリックする。
「検索しないで、インストールするドライバを選択する(D)」の
ラジオボタンにチェックを入れる。
「次へ(N)」ボタンをクリックする。
「互換性のあるハードウェアを表示(C)」のラジオボックスのチェックを外す。
「製造元」のスクロールリストから「標準キーボード」を選択する。
「モデル」のスクロールリストから「101/102英語キーボード」
またはMicrosoft Natural PS/2キーボード」を選択する。
「次へ(N)」ボタンをクリックする。
「デバイスのインストールの確認」が表示され、「はい(Y)」をクリックして、
インストールを開始する。
インストール完了したら、「完了」ボタンをクリックして、ウィザードを閉じる。
101/102英語ACERエイサー TravelMate ZL1 PCキーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボードの
プロパティウィンドウの「閉じる」ボタンをクリックする。
「システム変更」ウィンドウが表示したら、「はい(Y)」ボタンをクリックして再起動する。
エイサー ACER TravelMate ZL1対応キーボード

キーボード修理

キーボードの故障
例:キーボードに水をかけちゃった
症状
・水やジュースをこぼした。
・キーが壊れた。外れた。
・キーが入力できない。
・入りっぱなし。
对策:ACERエイサー TravelMate P653-V PCキーボード交換
入力ができない。または、特定のキーが入りっぱなしになってしまうのは
キーを検知する基盤がショートしていることがほとんどです。
キーがおかしい症状でしたら、95%以上はキーボードの交換で完了致します。
キーボードの交換・修理をした場合パソコンのデータはそのまま保存されます。
ご安心ください。
なお、キーボードはメーカーが同じでも機種ごとに部品が異なります。
キーの一部だけの交換、修理はできません。
※水やジュースが入ってしまった場合はマザーボードなど他の部品も
交換になることがあります。
すぐに電源を切ってから(アダプターとバッテリーを外して)水滴を拭き取り、
ドライヤー等で乾かしてください。
正常に動作した場合でも時間が経つと腐食が進みキーボードが故障する
可能性があります。
2.ACERエイサー TravelMate P653-V PCキーボード部品事前手配と依頼までの流れ
キーボードだけの修理に何日もパソコンが無いのは困る!
エイサー ACER TravelMate P653-V対応キーボードエイサー ACER TravelMate P653-V対応キーボード

2014年9月24日星期三

液晶パネル

液晶表示装置。液晶を表示方式に利用したディスプレイ機器のこと。略して「LCD」と呼ばれる。
TFT方式とD-STN方式が主流だが、それ以外にも多くの種類がある。
技術開発
液晶は1888(明治21)年、チェコのプラハにあった植物生理研究所で研究をしていたオーストリーの植物学者Friedrich Reinitzerフリートリッヒ・ライニッツァーが発見した。
この液晶を表示用装置(LCD)として実用化したのは早川電機工業(現シャープ)であり、1973(昭和48)年に発売された小型電卓、エルシーメイトEL-805の表示部分に利用された。液晶実用化の苦労話については、NHKのプロジェクトX 第48回で紹介されている。
概要
利点と欠点
かつてはCRTが主流だったが、いまや液晶がそれを駆逐した。LENOVOレノボ Essential G570 Series パソコン液晶パネル方が価格が高いにも拘わらず、これを達成したのは、それなりの魅力が液晶にあったためと見られる。
現在のパソコン用ディスプレイは殆ど全てが液晶であり、2005(平成17)年の段階で既に、使用されるディスプレイのうち80%、出荷台数の99%が液晶であった。
CRTと比較して、液晶ディスプレイの利点と欠点は、おおむね次の通りとなる。
利点
画面に歪みやぼやけ、滲みが無い
薄くて軽い
ダンパー線(ワイヤー線)が無い
低消費電力
欠点
高価
応答時間が長く、残像がある
視野角が狭い
ドット抜けが発生する (2〜3個ならば不良品ではない)
CRTはもはや中古でないと入手困難と考えると、対CRTの価格については妥協せざるをえない。従って、応答時間や映像の美しさなどを、実物を見ながら選ぶことになるだろう。
残像などはネット通販では確認できないので、やはり店頭で直接確認したほうが後悔しないで済むと思われる。
消費電力
LENOVOレノボ Essential G570 Series パソコン液晶パネル自体は殆ど電力を消費しない。「液晶テレビ」や「液晶ディスプレイ」の消費電力は、液晶を後ろから照らす照明、バックライトで費やされている。
それでも、同じサイズであれば、消費電力は概ね半分〜2/3程度で済むとされている。しかし液晶は大型化が進んでおり、大型であればその分バックライトで消費される電力量も増えることになる。
液晶を搭載した装置各種では、明るさが比較的手軽に変更出来るようになっているものが多いが、これは消費電力の影響を考えたものである。特に携帯電話や情報端末などでは液晶画面も大型化が進み、電池の消耗が激しくなってきたため、自動的に明るさを落とすような機構が搭載されている。
特徴
種類
液晶ディスプレイ、より具体的には液晶そのものは、次で特徴付けられる。
液晶相
駆動方式
駆動形式
関連する技術
液晶相
ネマティック液晶(Nematic Liquid Crystal)
スメクティック液晶(Smectic Liquid Crystal)
駆動方式
方式
スタティック方式
単純マトリックス方式
アクティブマトリックス方式
形式
DSM型
TN
STN
D-STN (Dual scan Super Twisted Nematic)
HPA (High Performance Addressing)
FLCD (Ferroelectric Liquid Crystal Display)
プラズマアドレス液晶(PALC)
VA方式 (Vertical Alignment)
IPS方式 (In Plane Switching)
S-TFT (Super TFT) (日立製作所)
S-IPS (Super In Plane Switching) (日立製作所)
AS-IPS (Advanced-SuperIPS) (日立製作所)
IPS-Pro (日立製作所)
SFT(Super-Fine-TFT) (NEC)
PLS(Plane to Line Switching) (サムスン)
関連技術
TFT (Thin Film Transistor)
HR-TFT(スーパーモバイル液晶)
低反射ブラックTFT
SURVIVAL
スーパーホワイト
スーパーブライト
基板サイズ
LENOVOレノボ Essential G570 Series パソコン液晶パネル歩留まり、つまり良品率を上げてコストを下げるためには、ガラス基板(これをマザーガラスという)が大きい方が有利である。加えて大型テレビの需要も増えてきた。従って液晶メーカーは、世代向上ごとにその基板サイズの大型化に勤めてきた。
そのサイズに明確な規格があるわけではなく、メーカーごとに若干の差があるが、概ね次のサイズ前後となっている。
第1世代基板サイズ (300mm×350mm〜320mm×400mm)
第2世代基板サイズ (360mm×465mm〜410mm×520mm)
第3世代基板サイズ (550mm×650mm〜550mm×670mm)
第4世代基板サイズ (680mm×880mm〜880mm×1,000mm)
第5世代基板サイズ (1,000mm×1,200mm〜1,100mm×1,300mm)
第5.5世代基板サイズ (1,300mm×1,500mm)
第6世代基板サイズ (1,500mm×1,800mm〜1,500mm×1,850mm)
第7世代基板サイズ (1,870mm×2,200mm〜1,950mm×2,250mm)
第8世代基板サイズ (2,160mm×2,460mm)
第9世代基板サイズ (2,400mm×2,800mm)
第10世代基板サイズ (2,880mm×3,080mm)
第11世代基板サイズ (3,000mm×3,320mm)
第12世代基板サイズ (3,350mm×3,950mm)
しかし、歩留まりを上げるのは、単に最新の製造機器を導入すればよいというほど単純なものではない。
そこは最新テクノロジーの世界なので、機械の設置方法から動かし方まで、様々なノウハウの積み重ねによって実現されるのである。一朝一夕に量産を実現出来るわけではない。
レノボ LENOVO Essential G570 Series対応液晶パネルレノボ LENOVO Essential G570 Series対応液晶パネルレノボ LENOVO Essential G570 Series対応液晶パネル

液晶ディスプレイの構造

サンドイッチのような構造
SAMSUNG LTN154X3-L01 ノート液晶パネル構造は、それぞれの構成要素がサンドイッチのように層状になっています。
1.偏光フィルター
出入りする光をコントロールする。
2.ガラス基盤
電極部からの電気がほかの部分に漏れないようにする。
3.透明電極
液晶ディスプレイを駆動するための電極。表示の妨げにならないよう透明度の高い材料を使う。
4.配向膜
液晶の分子を一定方向に並べるための膜。
5.SAMSUNG LTN154X3-L01 ノート液晶パネル
6.スペーサー
液晶物質をはさむ2枚のガラス基板に、均一なスペースを確保する。
7.カラーフィルター
RGBのそれぞれのフィルターをかけ、色を表示する。
8.バックライト
ディスプレイの背後から光を当て、画面を明るくする。
モノクロ表示の液晶ディスプレイでは、これの代わりに「反射板」を使い、自然光で見えるようにしてあるものもある。
 SAMSUNG LTN154X3-L01対応ノート液晶パネル

2014年9月22日星期一

液晶ディスプレイの構造と作り方

こでは、単純マトリックスを例にとって液晶ディスプレイの構造と、液晶の材料、および作り方を説明します。
サンドイッチのような構造
カラー液晶ディスプレイの構造は、それぞれの構成要素がサンドイッチのように層状になっています。
1.偏光フィルター
出入りする光をコントロールする。
2.ガラス基盤
電極部からの電気がほかの部分に漏れないようにする。
3.透明電極
液晶ディスプレイを駆動するための電極。表示の妨げにならないよう透明度の高い材料を使う。
4.配向膜
液晶の分子を一定方向に並べるための膜。
5.液晶
6.スペーサー
液晶物質をはさむ2枚のガラス基板に、均一なスペースを確保する。
7.カラーフィルター
RGBのそれぞれのフィルターをかけ、色を表示する。
8.バックライト
ディスプレイの背後から光を当て、画面を明るくする。
モノクロ表示の液晶ディスプレイでは、これの代わりに「反射板」を使い、自然光で見えるようにしてあるものもある。
LG LP156WH4(TL)(A1) パソコン液晶パネルイの作り方
液晶材料(母材)
エステル系 / ビフェニル系 / PCH系(フェニルシクロヘキサン) / シクロヘキサン系 / フェニルピリジミン系 / ジオキサン系 etc.
材料のブレンド
ブレンドのねらい ブレンドする液晶材料
要求性能のポイント 目的
電圧 駆動電圧を小さくする。
(電池駆動用など) ・P-エステル系
・P-ビフェニル系
温度 ・高温環境に耐える。
・安定して作動する温度範囲を広くする。
(自動車、航空機、列車用など) ・三環系
・四環系
(高温に耐える。)
粘度 応答性をよくする。
(動画用など) ・PCH系
・エタン系
・ビフェニル系
屈折率 色調を合わせて、最も鮮やかな「白」を得る。 ・PCH系
(屈折率小)
・ビフェニル系
(屈折率大)
弾性 電圧をかけたときの立ち上がり特性をよくする。(高いコントラストが得られる。) -
(母材の性能による)
液晶材料のブレンド
液晶材料は、さまざまな種類の母材に別の材料をブレンドし、求める性能を得るようにしています。たとえば車載用のディスプレイは、オフィスや家庭用と異なって、熱や振動などの厳しい環境条件に耐える必要があります。こうしたそれぞれの用途に応じた要求に適合するように、液晶材料を調合するのです。
イメージ: 液晶セルの製造工程
LG LP156WH4(TL)(A1) パソコン液晶パネル構造、セットの組立て
まず電極部を形成し、配向膜、スペーサーなど外枠を組立てます。その中に液晶材料を注入して「セル」と呼ばれる単位を製作します。出来上がったセルと外部素子(LSIなど)を接続したあと、最後にセットを組立てます。
 LG LP156WH4(TL)(A1)対応液晶パネル

液晶ディスプレイの原理

ここでは液晶分子の性質からディスプレイの原理をTN型液晶を例にとって順に説明します。
板に刻んだ溝に沿って分子が並ぶ
一定方向の溝を刻んだ板に液晶分子を接触させると、溝に沿って並び方を変えます。
1.自然状態では、分子の長軸方向にゆるやかな規則性を持って並んでいる。
2.一定方向に微細な溝のある板(配向膜)に液晶を接触させる。
3.溝に沿って液晶分子が並ぶ。
溝の向きを90度変えた2枚の板で液晶をはさむと、液晶分子は90度ねじれて配列する。上の板の溝に沿った分子はa方向を、下の板の溝に沿った分子はb方向を向き、液晶分子は層内で 90度ねじれた状態になる。
LG LP156WH2 パソコン液晶パネル通すと、分子の並ぶ隙間に沿って、光が通ります。液晶は、電圧をかけるなどの外からの刺激によって、簡単に分子の並び方が変わります。電圧がかかると分子は垂直方向に並び方を変えて(電界に沿って)並びます。光は分子の並びに沿って、直進します。
2枚の偏光フィルターの組み合わせで、光を遮断
2枚の偏光フィルターを組み合わせて、ねじれた状態の液晶をはさみ、これに電圧をかけると、液晶ディスプレイになる。
TN型液晶ディスプレイの原理
偏光フィルターとねじれた液晶の組み合わせで、液晶ディスプレイができる。
光が通らないように偏光方向を直交させた2枚の偏光フィルターの間に、ねじれた液晶をはさむと、上から 入った光は液晶分子の隙間に沿って90度ねじれるので、下のフィルターを通過できる。(光が通る)
電圧をかけると、液晶分子が直立してねじれが取れる。上から入った光は、そのまま下に向かうので、 下のフィルターを通れない。(光を遮断)
TN型液晶では、分子の並び方が90度ねじれた液晶を、2枚の偏光フィルターではさんでいます。電圧をかけていない状態では光が通り、電圧をかけると光が遮断され画面上では黒くなります。つまり電圧がひきがねとなって、LG LP156WH2 パソコン液晶パネルシャッターの機能を果たします.
 LG LP156WH2対応液晶パネル

2014年9月18日星期四

SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル駆動方式

SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル 駆動方式というのは、画面の表示をさせるために液晶パネルの裏側がどのような仕組みで動いているかを表しているものです。ただし、液晶パネル駆動形式がカタログに載ることは滅多にないんですよね・・・
この液晶パネルの駆動方式は、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Virtical Alignment)方式、IPS(In-Place-Switching)方式の3種類に大別されています。
PC用の液晶ディスプレイでもっとも採用されているのがTN方式で、VA方式、IPS方式と続く。要素が多いので単純には言えませんが、コストが低い順にTN方式→VA方式→IPS方式となります。
仕組みについても色々と情報がありますが、これがまたわかりにくいので、各方式の特徴を実際の使用時に感じると思われる部分をピックアップしておきます。
TN方式の特徴
TN方式の特徴はなんといっても駆動電圧とコストが低く、安価な製品が多いことです。
逆にデメリットは視野角による色変化や輝度変化が大きくなってしまうことです。
価格とのトレードオフの部分が大きいですが、色味を重視する場合はなるべくTN方式のSAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネルを避けたほうが良いと言えます。
VA方式の特徴
VA方式の大きな特徴は、電圧OFF(電源OFFではない)のときバックライトが光の影響を受けないため、かなり純粋な「黒」が表現できることです。また黒がはっきり表現できるため、コントラスト比を高くしやすくなります。
逆にデメリットはTN方式同様に、視野角による色変化や輝度変化が大きくなってしまうことです。
IPS方式の特徴
IPS方式の大きな特徴は、液晶分子の垂直方向の傾きが発生しないため、視野角による輝度変化/色変化が少ないところです。
逆にデメリットとしては、コントラスト比と輝度、応答速度を高くしにくい点が挙げられる。
応答速度が遅いが、表現力は高いため、グラフィックプロ向けや医療向けなど動画性能を必要としない分野でのニーズが高いようです。
液晶パネルの駆動方式を見分ける方法
記事を書いている2009年9月時点では、PC要として販売されている液晶ディスプレイの多くは、TN方式です。その後にVA方式が続いていますが、ISP方式は数少なくなっています。
先にも書いたように、カタログで液晶パネル駆動方式が記載されることが滅多にないので、SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル駆動方式を見分ける目安をお伝えします。
といってもこの情報はあくまでも目安なので、どうしても知りたい場合はメーカーに確認することをお勧めします。
●視野角
 垂直方向の視野角は上と下の数値が違うものは、TN方式になります。
●最大色数
 最大色数は「1677万色」が基準となりますが色数が「1619万色」だったり、注釈として「ディザリング使用」などと書かれている場合は、TN方式になります。
 ただし、TN方式でも最大色数が「1677万色」の製品もありますから、1677万色=VA方式orIPS方式とは言い切れません。
2つしかありませんが、液晶パネルの駆動方式以外の技術が優れてきているので、明らかに差を感じるところが少なくなってきているといえます。
SAMSUNG LTN154X3-L0D ノートPC液晶パネル

SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネル再利用

修理不能SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネル
ひょんなことからノートPCをもらった。
まぁ、電源は入るけどキーボードコントローラーがおかしいのか、何らかのキーが、しかも複数のキーが押された状態のままになってしまってた。外付けのキーボードで回避できたり、BIOSでDISABLEにできれば良かったんだけど、どう頑張ってもいくつかのキーが常時押されてる状態からは抜け出せない。。。
あきらめて捨てようかと思ったわけですよ。スペックがいいわけでもないし、自分で買った物でもないし、パソコンとして機能しなければあってもしょうがないってね。
でも、貧乏性なもんでなかなか捨てられなかった。
SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネルだけでも使えないかってさ(^^;
さて、そんな往生際の悪さからしばらくは液晶パネルについて調べるためにネット徘徊。
いや~、けっこういるもんだね。ノートPCから剥ぎ取ったパネルを再利用してる人。おかげで情報には困らないかに思えたよ。
パネルの方は「chimei」というメーカーの「N150X3-L05」という型番。
データシートがメーカーサイトからダウンロードできりゃ一発解決な部分だったんだけど、ヒント一つありゃしない状況ということで、パネルのピンアサインを辿るのに苦労させられた。
結果的には配線にはある程度の法則(?)があって難なくパスしたんだけどね。
実際に作ったのはまずケーブル。
パネル側のコネクタがJAEのFI-X30Sという形らしい。んで、その配線を追っていくと8本は未接続。1本がGND、2本がVCC。残り19本だけど、そのうち4本は使わなくても良さげな不明の配線。とりあえず無視することに。
そうなると残るは15本。さらによく見ると2本一組で配線されている物が4組。一組に対してGNDも一本一緒に配線されているのもテスタで確認。つまり3本一組で見立てると計12本。実は未接続の配線も同様でGNDも一緒。ということで、GNDは全部で8本。
整理すると・・・
1pin:GND
2~3pin:VCC
4~7pin:不明(なので無視)
8,9,11,12,14,15,17,18:ペア(信号ライン)
20,21,23,24,26,27,29,30:ペア(未使用)
10,13,16,19,22,25,28:GND
といった感じ。
信号ラインと思われる部分がどんなアサインになっているかが分からないので、パネル側のフレキを適当なところで切断してケーブルを引き出し、ピンヘッダのオスを2pinずつに半田付け。
 また、キット付属のケーブルは「HIROSE Df14-20S-1.25C」という端子がついていたが、これは利用用途がないのでばっさりカットして、代わりにピンヘッダのメスをチマチマ半田付け。
こうしてピン接続を変更できるようにケーブルを製作。↓↓↓こんな感じ。
んで、できあがった物を配線してみて電源つなげてPCにもつなげて・・・
とりあえず映っちゃいました。
心配していたパネルへの配線も一発でクリア。ここは下調べに時間をかけた甲斐があったところ。いろんなパネルのデータシートを見、ピンアサインを探っていくと、ある程度その並び方には法則性があった。で、こいつも同じような配線だろうと踏んで接続したら見事その通りだった、というわけ。
映るようにはなったけど、ほんと基盤は剥き出しだし映ってるだけ。使うには勝手が悪すぎる。
てことで、今度はケースを作ってみる。
ここはまぁ、手持ちのアルミ材と多少の買い出しで必要部材は揃え、あとは高速カッターでガンガンぶった切り接合部分にはドリルで穴を開けてボルトナット留め。この辺は慣れたもんでサクサク進む。
L字のアングルで液晶パネルを囲むように枠を作ったんだけど、全く隙間がない程ピッタリな採寸には感動。パネルを固定する超小型ビスが両サイドに2本ずつあるんだけど、この穴あけもピッタリで完璧。
厚み:最大37mm
重さ:約1.2kg
15インチという大きさは今となっては小さい部類だけど、まぁ、ちょっとした用途には最適!?
なんかしら使い道があるでしょう。
あ、あとはアームか土台も作らないとね。
↓↓↓このアングル、なんだかいい感じ(笑)
SAMSUNG LTN154AT09 ノートPC液晶パネル

2014年9月16日星期二

ノートパソコンのバッテリーを長持ちさせる方法

ノートパソコンのバッテリーがすぐに切れてしまう場合は、知らないうちに電力を無駄遣いしてしまっているかも?
きちんと充電しているのに、ノートDellデル Inspiron 1545 バッテリー がすぐに切れてしまって困る!

そんなお悩みをお持ちの方は、もしかしたら、知らないうちに電力を無駄遣いしてしまっているかもしれません。

Dellデル Inspiron 1545 バッテリーを少しでも長持ちさせるには「電源プラン」の設定を見直してみましょう。

状況に合った設定を選ぶことで、駆動時間をグンと伸ばすことができます。
電源プランを設定する

1.「電源プラン」は「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「電源オプション」で設定できます。

使用時間を延ばしたいなら、「省電力」などの設定を選択しましょう。

「プラン設定の変更」をクリックすると、ディスプレイの明るさやパソコンがスリープに入るタイミングなどを設定できます。
2.タスクバーから手早く電源プランの設定へ

タスクバーに「電源」アイコンを表示させておくと、簡単に電源プランの切り替えができます。

「コントロールパネル」→「通知領域」→「システムアイコンのオン/オフ」画面の「電源」の項目をオンにしましょう。

モバイルノートパソコンを使っている人は、覚えておくと便利です。
もっと細かく電源プランを設定するには?

3.もっと細かな設定をしたい場合は、「プラン設定の変更」の画面で「詳細な電源設定の変更」をクリック。
各電源プランの詳細項目が一覧で表示されます。
※設定できる項目は、ノートパソコンの機種によって異なります。

設定を変更したい電源プランを選択する。右の▼をクリックして、「省電力」を選択。
電源プランの一覧で、青い文字で表示されているところは、任意で変更が可能。

「プラン設定の変更」の画面では、5分以上の時間指定は5分刻みの設定となりますが、「電源オプション」画面では、1分刻みの設定ができます。

必要な項目を変更したら、[適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
簡単な設定をするだけで、Dellデル Inspiron 1545 バッテリーのもちがぐっと良くなるので、ぜひ試してみてくださいね。
デル Dell Inspiron 1545対応バッテリー

2014年9月15日星期一

AUO 液晶パネル 製造を支えるスペーサ散布装置

AUO 液晶パネルの原理

テレビ、パソコン、携帯電話など私たちの身の回りには液晶パネルが大変多く使用されています。液晶表示の方法はいくつかありますが、その代表的なTN方式(Twisted Nematic)について説明をします。液晶パネルは上下2枚のガラス基板の間に、液晶を挟み込んだ構造となっています。液晶分子は光をねじる機能を持っており、液晶分子の並びを制御することで光の透過、遮断を行うことが出来ます。また、液晶分子は電界に沿って分子が並ぶので上下の2枚のガラス基板間に電圧を印加することで、液晶分子の方向を変えることができます。この原理を使って光らさせたい画素に電圧を印加し、光のオン-オフをしてさまざまな画像表示を行っています。ちなみに、良く耳にするTFTとは薄膜トランジスタのことで電圧を印加するスイッチングを行っています。液晶スペーサ散布装置とは

2枚の基板間に液晶分子を配列するのですが、ここで重要なのが基板間の距離です。これをセルギャップと呼びますが、セルギャップが均一でないと分子が整然と並ばず、思うように表示をさせることが出来なくなります。セルギャップは4μm程度が一般的で、このセルギャップを形成するために粒子径が均一で球状の粉体(これをスペーサと呼びます)を基板上に散布する方法があります。

ディスパミューRの開発を始める少し前、1980年代は地球温暖化問題でフロンの使用を撤廃する動きが始まった時でした。それまで、スペーサの散布は液体フロンにスペーサを分散させ二流体ノズルから噴霧する手法がとられていました。また、この年代は液晶量産を睨み各メーカーとも次々と大型投資を計画していた時期です。この様な背景で、スペーサ散布をどうするかは、液晶パネルメーカーの大きな課題(ボトルネック)になり、AUO 液晶パネルメーカーの技術者はこの問題の解決に頭を悩ませていた時代した。

フロンに変わる媒体を使って安定的に液晶パネルを作るにはどうしたらいいのかという課題に応えたのがディスパミューRです。フロンに代わり、アルコールと純水を使った湿式方式と、液体を一切使わず圧縮ガスを使った乾式方式が考案されていましたが、いずれも装置開発が追いつかず決定打が無い状態でした。ディスパミューRは乾式方式を採用し製品がウエットの媒体に接触しない、液晶メーカーとして最も安心して採用できる方法で装置を開発しました。1990年初頭から本格的に販売をスタートしましたが、性能・安定性が液晶パネルメーカーに高く評価され爆発的に販売台数を伸ばし、日本国内はもとより現在液晶生産拠点となっている韓国、台湾、中国にも採用され、70%を超えるシェアを獲得しています。

技術要素

ディスパミューRは粉体を乾式で散布するという装置ですが、その基礎は粉体の定量供給、分散という技術です。日清製粉グループ及び当社は粉体に係わる単位操作の研究を長年続けており、この技術を駆使することで装置の開発に成功しました。

スペーサ散布装置には、おおよそ3g/h~5g/hという微量な供給量と4μm程度の粉体を単一粒子に分散させることが要求されました。このターゲットに対し、ロールフィーダーや細管分散方式を確立し対応しました。これにより、見事に分散されたスペーサを基板全面に均一に散布することが可能となりました。また、後日談になりますが、開発当初は高速気流を使って衝突により凝集粒子を分散させるのが技術コンセプトでしたが、販売・改良を進めていく段階で、実は粒子が帯電することで綺麗に分散するという新たな発見もありました。

最近の動向

AUO 液晶パネルは表示性能を向上させるため日々研究が進められています。最近は大型テレビ、スマートフォンなどが普及していますが、これら最新の液晶パネルは高精細、高視野角、高速応答など要求されスペックは非常に高度になっています。残念ながらスペーサはこれら高機能化される液晶製品には不向きで採用されていませんが、現在でもさほど要求が厳しくないモノクロ表示や小型の表示用パネルは、当社のディスパミューRを使って、スペーサを散布した製造が行われています。


2014年9月4日星期四

EIZOのワイド液晶ディスプレイならではの優れた使い勝手をノートPCで

ノートPCに接続する液晶ディスプレイは、デュアルディスプレイの強みを存分に生かすため、画面解像度が1920×1080ドット(フルHD)か、1920×1200ドット(WUXGA)のワイドモデルをおすすめしたい。特にEIZOのワイド液晶ディスプレイはラインアップが豊富で、ノートPCとのデュアルディスプレイを行った場合、大画面、高解像度というメリットのほかにも、多くの恩恵をもたらしてくれる。
縦に長い文書やグラフィックス、Webページを表示するときに、縦位置表示は実に役立つ。 また、普通に横長の画面で使ったとき、表示領域が518.4×324.0ミリもある24.1型ワイドサイズならば、A4見開き、つまりA3サイズ(420×297ミリ)を実寸表示できる。 グラフィックスやDTPの分野はもちろん、大判のビジネス資料や経理資料などの確認にも便利だろう。
EIZOのワイドSAMSUNG LTM220M1-L01 ノート液晶パネル、画面がノングレア(外光反射を低減する処理)である点も見逃せない。 昨今のノートPCは液晶ディスプレイの表面処理がグレア(光沢)のモデルが主流となっており、色鮮やかな発色で映像を表示できる半面、外光の反射が気になることもある。
ノートPCの場合は画面サイズがさほど大きくないので、画面の角度調整をすれば、照明などを映り込みにくくできるが、大画面の外付け液晶ディスプレイではそうもいかない。 日常的に使う大画面の液晶ディスプレイは、反射がないノングレアのほうが見やすく、目への負担がかかりにくいだろう。 大画面と高解像度、そしてノングレアによって、長時間でも快適に使い続けられるというわけである。
液晶ディスプレイの表面処理による映り込みの違い。グレアパネルはバックライトの光が拡散しないため、高い色純度を得やすいが、ユーザーや照明が映り込みやすい(写真=左)。ノングレアパネルでは同じように照明を当てても、ぼんやりと明るくなるだけで、影響は少ない
これはSAMSUNG LTM220M1-L01 ノート液晶パネル前面に設けた人感センサーでユーザーの動きを常に監視し、自動的にきめ細かな省電力化を行うというもの。 具体的には、ユーザーの離席などで一定時間動きが検出されなくなると、液晶ディスプレイを自動でパワーセーブモードに移行し、再びユーザーの動きが検知されると、自動でパワーセーブモードから復帰する。
EcoView Sense以外の機能は、周囲の明るさに応じて液晶ディスプレイの輝度を自動で最適化する「Auto EcoView」、画面上に省電力の度合いをメーター表示する「EcoView Index」が挙げられる。 いずれも、高い省電力効果が見込めたり、省電力に対するユーザーの意識を高めてくれるので、特にオフィスでは有用だろう。
ノートPCをデスクトップPC風に使ってみる
標準的なノートPCは、起動中に内蔵の液晶ディスプレイを閉じるとスリープモードに移行するが、この機能をオフにすれば、ノートPCをあたかも「小型デスクトップPC」のように扱える。
ノートPCにつないだ外付け液晶ディスプレイだけを使うように設定し、ノートPC内蔵の液晶ディスプレイを閉じたときに何もしない設定にする。 さらに、ノートPCにUSB接続などのキーボードとマウスを追加すれば、小型デスクトップPCへの変身は完了だ。 ノートPCの液晶ディスプレイを閉じてもOSが起動したままなので、外付けのキーボードとマウスでごく普通に操作でき、ノートPCが内蔵する光学ドライブも使える。
これは、自宅やオフィスでは大画面・高解像度の外付け液晶ディスプレイだけを利用し、ノートPCのモバイル用途では通常通り本体内蔵の液晶ディスプレイを利用するというアイデアだ。 ノートPCに内蔵された液晶ディスプレイの長寿命化につながることもあり、このように使っているユーザーも少なくない。 もし、画面が2つに分かれるデュアルディスプレイ環境の操作感に抵抗があるなら、試してみてはどうだろうか。
EIZOディスプレイでノートPCの画質にこだわる
最近では、ソニーのなど液晶ディスプレイの表示品質にこだわったノートPCも一部の上位機種で見られる。 しかし、標準的なノートPCに内蔵される液晶ディスプレイは、単体販売される液晶ディスプレイほど高画質ではない。 PC本体の1パーツとして組み込まれる液晶ディスプレイと、専用の液晶ディスプレイ製品では、表示品質の面にかけられるコストがまるで違うため、これは当然のことだ。
しかし、EIZOのワイド液晶ディスプレイを使えば、高い色再現性や広視野角、表示ムラの少なさ、画質の豊富な調整項目など、 ノートPCのユーザーであっても単体の高品位な液晶ディスプレイが持つメリットを十分に享受できる。これは特にPCで写真や動画を扱うならば、見逃せないポイントだ。
EIZOのワイドSAMSUNG LTM220M1-L01 ノート液晶パネル、色再現性に注力しており、sRGBモードにおける発色の正確性が高い。 sRGBはPC環境やインターネットコンテンツで標準的な色域なので、映像や写真の観賞、編集などを安心して行えるわけだ。 また、オンラインショップの商品やオークションサイトの出品物といったWebページ上の画像を見る場合も、実物に近い色で表示できる(出品者側の写真撮影や画像処理にも左右されるので一概に正確な色はいえないが)。
この際、画像の編集は色再現性の高い外付けの液晶ディスプレイで行い、アプリケーション内で表示する大量のツールパレットはノートPC内蔵の液晶ディスプレイに集めておけば、 ツールパレットの表示/非表示や切り替えの操作が減り、編集対象の画像データが大きく表示されるため、より効率的に作業できるだろう。
話をノートPCに戻すと、内蔵の液晶ディスプレイがそれほど高画質でないノートPCは、用途や性能をスポイルしているといっても過言ではない。 高画質な液晶ディスプレイに接続することで、色を扱う作業も不安なくこなせるようになり、ノートPCの性能を引き出すことにつながっていく。
 SAMSUNG LTM220M1-L01対応ノート液晶パネル SAMSUNG LTM220M1-L01対応ノート液晶パネル SAMSUNG LTM220M1-L01対応ノート液晶パネル

ノートPCだからこそ、"外付け"液晶ディスプレイをフル活用しよう!

ノートPCの可能性を広げる"外付け"SAMSUNGサムスン LTN156AT24-T01 パソコン液晶パネル

ノートPCの大半は、便利な「外部ディスプレイ出力」の端子を備えている。これを使えば、ノートPCで再生する映像を家庭の大画面テレビに出力したり、 オフィスならプロジェクターを接続してプレゼンテーションに利用したり、と活用できる。実際にこうした使い方をしたことがあるユーザーは多いはずだ。 しかし日常では、ノートPCだけを使い、外部ディスプレイ出力を利用するケースはそう多くないだろう。
液晶ディスプレイをつなげば、ノートPCをもっと有効に利用できる。
そこで今回は、家庭やオフィスを問わず、ノートPCと単独の液晶ディスプレイを常時つないで利用するスタイルを提案したい。 ノートPCは液晶ディスプレイを既に内蔵しているが、ここに単独の液晶ディスプレイを追加して使うことで、さまざまなメリットが生まれるのだ。 ノートPCの使用環境が快適、便利になるだけでなく、新しい用途にも対応できるなど、PCそのものの可能性が広がってくる。
既にデスクトップPCと液晶ディスプレイをつないでいて、ノートPCとは別に使っているという場合でも、昨今の液晶ディスプレイは2系統以上の映像入力を持っている製品がほとんどなので、映像入力は余りがちだ。 ノートPCの外部ディスプレイ出力、液晶ディスプレイの映像入力と、せっかくの機能を眠らせておくのはもったいないので、有効に活用したい。 もちろん、ノートPCと接続するために、新しい液晶ディスプレイを導入するのもおすすめだ。
ノートPCを大画面・高解像度で使えて利便性がアップ
ノートPCと単独のSAMSUNGサムスン LTN156AT24-T01 パソコン液晶パネル接続する一番のメリットは、大画面かつ高解像度のデュアルディスプレイ環境が得られることだ。 標準的な据え置き型ノートPCは、本体内蔵の液晶ディスプレイが13型~15型程度のワイドサイズで、解像度が1280×800ドットや1366×768ドットというモデルが多い。
こうした解像度でもWindowsの基本操作は十分行えるが、いうまでもなく、PCの画面は大きくて高解像度のほうがはるかに使いやすい。 ノートPCに最新のワイド液晶ディスプレイを組み合わせれば、大画面・高解像度のデュアルディスプレイ環境を手軽に構築できる。 使い慣れたノートPCはそのままで、画面サイズと解像度を大きく広げられるのは実に快適だ。
特に縦方向の解像度が高くなることで、Webブラウザや文書の表示・編集など、さまざまなアプリケーションが格段に使いやすくなる。 例えば、Webブラウザで調べものをしたり、PDFファイルを参照しながら、ワープロソフトやプレゼンソフトで資料をまとめたり、表計算と文書作成を同時に行ったり、 といった作業がウィンドウの切り替えなしでスムーズに行えるようになるのだ。
また、ノートPC内蔵の液晶ディスプレイにWebブラウザなどを起動し、外付け液晶ディスプレイの大画面で映像コンテンツを視聴するといった、ぜいたくな"ながら視聴"環境を実現できるのもうれしい。 外付け液晶ディスプレイの大画面でゲームをプレイしながら、その攻略法をWebサイトで調べたり、掲示板に情報を書き込んでほかのユーザーとコミュニケーションしたり、といったホビー用途にも大活躍する。
オフィス用途ならば、ノートPC内蔵のSAMSUNGサムスン LTN156AT24-T01 パソコン液晶パネル外付け液晶ディスプレイの画面を「クローン表示」にして、プレゼンに利用すると便利だ。 クローン表示とは、2つのディスプレイ画面にまったく同じ内容を表示することで、通常はグラフィックスドライバの機能で設定する。
数人でちょっとした会議や打ち合わせを行う場合、プロジェクターをわざわざ用意しなくても、プレゼン資料を外付けの液晶ディスプレイに映し出しながら分かりやすく説明できるのは重宝するに違いない。 画面に映して説明できれば、配布資料を減らすことにもつながり、オフィスのペーパーレス化も促進されるなど、いいことずくめだ。
ここで1つ注意したいのは、ノートPCの外部ディスプレイ出力が対応する最大解像度で、あらかじめノートPCのスペック表やサポート情報などで確認しておこう。 ほとんどの場合、1920×1080ドットや1920×1200ドットまで出力できるが、少し古いノートPCの場合は上限が1680×1050ドットや1600×1200ドットといった製品もあるからだ。
もっとも、仮に上限が1680×1050ドットだとしても、液晶ディプレイ自体の解像度が1680×1050ドット以上ならば表示できる。 その場合、入力解像度をそのまま等倍で映し出すドットバイドット表示や、画面のアスペクト比を維持したまま拡大表示が行える液晶ディスプレイがよいだろう。 ちなみに、EIZOのワイド液晶ディスプレイは、こうした表示方法に対応しているので安心だ(接続するノートPCや入力解像度によっては、こうした表示が正しく行えない場合もある)。
サムスン SAMSUNG LTN156AT24-T01対応液晶パネルサムスン SAMSUNG LTN156AT24-T01対応液晶パネルサムスン SAMSUNG LTN156AT24-T01対応液晶パネル

2014年9月2日星期二

ノートパソコン液晶画面修理 暗くなった液晶修理:映らない液晶画面修理

ノートパソコンの液晶画面が映らない!
液晶パネル割れ!
ノートパソコンのバックライト切れ!
液晶画面が赤くなる!
液晶画面に縦線が走る!
液晶が一瞬だけ表示する?!
以上の症状すべてに対応可能です。
液晶パネル交換作業に使う工具

SAMSUNG LTN154X3-L01 ノート液晶パネル前面枠を外すには時計修理使用する裏ぶた外しを使います。

・ピンセットはステンレス製の先の堅い物がお勧めです。
・ソレイド 先が鋭利に尖っている工具で先端が曲がっているものが使いやすい。 液晶パネルの外側ケースなどを留めているネジのカバー(ゴム製)を外す時に威力を発揮します。
液晶前面枠の淵に付いているゴム蓋部品にソレイド工具を刺して持ち上げます。※その際になるべく下の見えないところに刺すと刺し穴が見えなくなるので組戻すことを考えると効果的です。
ゴム部品を外すと下からプラスネジが現れます。 これをすべてプラスドライバーで取り外していきます。
※飾り兼・緩衝材としてのゴム部品もあるので注意が必要です。
パソコン本体側のヒンジ周りのプラスチック部品が外れる場合には取り外した方が作業効率が良くなります。
写真のノートパソコンは外さないと液晶パネル枠が上手く外れませんでした。
時計修理用の裏ぶた外し工具を使用して液晶パネル周りのプラスチック枠を分解します。
コツは角に近いところから少しづつ、刺し起こす様に開いていきます。
全体的に工具を刺し進んでから、前面にめくれるように外します。
力技ではなく、易しく作業してください。
液晶パネルの外枠が上手く外せました
これで液晶パネルにアクセスできます
ここまで外せればあと少しです。
液晶パネルの両サイドに付いているネジを外します。
ネジが外れたら、液晶パネルを前に倒す様に天板から外します。

SAMSUNG LTN154X3-L01 ノート液晶パネル 天板から完全に外せました。

液晶パネルとパソコン本体をつないでいるケーブルコネクターです。
液晶パネルの型番 LP154W01 15.4 WXGA
液晶パネルのコネクターを外します。
これで液晶パネルとマザーボードが完全に分離しました。
今回、液晶交換したノートパソコンは液晶パネル枠にインバーターブラケットが付いている変わったモデルです。 インバーターブラケットを新しい液晶パネルに移植する作業が必要なので、もうひと手間掛かります。

SAMSUNG LTN154X3-L01 ノート液晶パネル 組み替えは上記写真で紹介した逆の工程で組み立てます。

個人の方でも液晶パネル入手が割と簡単に出来るようになったので分解方法を紹介しました。
※注意:液晶パネルに繋がっているケーブルやインバーターは取り外し時に壊しやすい部品です。
破損してしまうと交換部品の入手が困難なケースもあるのでご注意ください。
 SAMSUNG LTN154X3-L01対応ノート液晶パネル

液晶 見えない 赤い 暗い うっすら バックライト修理 バックライト修理

・パソコンは動いているが画面が見えない。
・暗くて、うっすらとしか見えない。
・起動時だけ画面がちらつく。
(しばらくすると正常に表示)
・画面が赤っぽく映る。
・見えたり、見えなかったりする。
バックライト交換
(まれに液晶パネル交換)
**注意**
このような症状の場合、どのメーカーに修理依頼されても
液晶パネルを交換したほうが、よっぽど簡単で短時間に修理できるためです。
「ほんとうか?」と思われた方は、一度、メーカーの修理にお問い合せください。
100%断言できますが、バックライトの交換での対応してもらえず
SAMSUNG LTM190M2-L31 ノート液晶パネル」と言われます。

■バックライト不良でも液晶パネル交換が必要なケース
以下の症状の場合、液晶パネルの交換が必要となります。
1.偏光板不良
バックライトの交換で表示は正常となりますが
液晶パネル内部にある偏光板もしくは反射板という部品の状態が良くない。
もしくは焦げ付きが残っていることがあります。
(バックライトの光を液晶全体に伝える部品です)
この症状となる原因は液晶パネルもしくはバックライトの経年劣化。
切れる寸前に焦げてしまうためです。
バックライト交換だけを行っても、通常使用において問題はありません。
(偏光板の同時交換はできません)
ただし、光がうまく伝わらないため、画面の背景を白い状態とした場合
色や光のムラが残る。もしくは一部、暗くなる箇所が発生いたします。
2.液晶不良
・バックライトの交換にて正常表示を確認後、縦にラインが入っている。
・液晶パネルにもスジが入っている。
現状のままでも、通常使用において問題はありませんが、
常に表示されるラインです。
こちらの状態ですとバックライトだけを交換しても機能として
完全には改善されません。
*バックライト、インバータの修理をした場合
パソコンのデータはそのまま保存されます。
ご安心ください。
SAMSUNG LTM190M2-L31 ノート液晶パネル構造

液晶がうっすらとしか見えない。赤いなどの故障は、ノートPCでは
非常に多い故障です。
原因は液晶を照らすバックライト(蛍光管)が切れてしまった。
または、液晶に電気を供給するインバーターの故障がほとんどです。
修理にはバックライトまたはインバータの交換が必要となります。
バックライト(蛍光灯)は液晶パネルの中に組み込まれており、
液晶の背面から光を当てて画像や文字を映します。
ご自宅で使われている蛍光灯や電球と同じようにバックライトにも
寿命があるため時間が経つほど暗くなっていくのです。
■液晶パネルとバックライト
正常時のバックライトと劣化したバックライト
バックライト交換方法
1.SAMSUNG LTM190M2-L31 ノート液晶パネル取り出します
2.バックライトの表示が劣化していることを確認
3.液晶パネルからバックライトを取り出し
4.液晶の枠の取り外し
5.液晶と偏光板を取り出し
6.バックライトを取り出します。
7.コネクタを取り外し
8.新しいバックライトとコネクタをハンダ付け
9.バックライトが正常に表示されるか確認
10.取り出した物全部を順番に戻す
11.小さいなゴミや埃を入らない用に気をつけながら組み立て。
12.液晶パネルを元に戻して表示を確認。
【注意】かなり簡素な手順にまとめていますが、初めての場合
たいていはバックライトを破損させると思います。
*交換方法のサポート等は対応していません。
ご自身の判断で実施ください。

 SAMSUNG LTM190M2-L31対応ノート液晶パネル SAMSUNG LTM190M2-L31対応ノート液晶パネル